中国山地の蹈鞴(たたら)で栄えた街並みや鉄山師 



 名称 所在地  地図 
 加計  安芸太田町加計


 
 近世の鉄山業は中国山地を主産地としているが、安芸国では当町域(安芸太田町旧加計町)も重要な拠点となっていた。とくに加計村隅屋八右衛門家は近世初期から鉄山経営をてがけており、最盛期の化政期には山県郡戸河内・芸北の村々から石見国にかけて鉄山(鈩・鍛冶屋)が分布し、中国山地で鉄山経営者中最大の規模を誇っていた。

 八右衛門は寛文15年頃下久保田長割鍛冶屋を、明和元年(1764)〜8年月之子原鍛冶屋を、同9年〜安永7年(1778)温井鍛冶屋を、文化6年(1809)〜文政元年(1818)月之子原・温井両鍛冶屋を経営していた。長割・細割鉄などの製品は、加計に集められ、可部・広島および大坂の市場で販売された。(日本地名大辞典)



   
  町の中心地にある加計家


   
加計の街並み


   
 望楼のような3階建の建物



   
   


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