山陽道に沿って有帆川の東に開けた宿場町である。中央に萩藩の御茶屋・勘場があり山陽道から別れた万倉小路や棚井小路、正円寺の近くに魚町・後町があり、西端に近い大木森住吉社の所に「御茶屋門前より市尻迄三丁十六軒」と記している。特産品に船木櫛関係の職人や商人のほか酒屋・油屋・旅宿屋・薬屋・素麺屋などがあった。