田布施は町並みが三筋あって、市は1月4日に初市、毎月2回、12月26日に暮の市があって、物品の交易が行われた。 司馬江漢の「西遊日記」の天明8(1788)年9月28日に「多武瀬村あり、染物屋多し。是より岩国領に非ず。羽野の市と云う村を過ぎ此処にて休む」とある。