富海浦は江戸時代、萩藩の支藩である徳山毛利藩に属し、半宿として栄えた地である。この富海浦は、瀬戸内海の旅客船および貨物船の役割をはたした船足の速い小型船である「飛船」で有名である。当時富海浦には飛船問屋が10ほどあり、66隻の飛船があったという。