街並みの名称 | 東岩瀬 | 地図 |
所在地 | 富山市東岩瀬 | |
訪問日 | 平成29年5月17日 |
東岩瀬は神通川の右岸にあり、万治3年(1660)の同川の東遷以来次第に西岩瀬に代わって発展した。同港は魚津港とともに加賀藩の年貢米の移出港で、また幕府領飛騨の木材が神通川を利用して川下げされ、大坂・江戸へ積み出す基地でもあった。天明5年(1785)、同町には外海船42艘のほか、漁船が40艘あり、漁業中心でもあった。42艘の外海船はすべて100石積み以下で弱小であったが、安永(1772〜81)以後後背地の農村に副業として新川木綿の生産が普及し、また大坂地方から木綿を移入し、その利益によって巨大船主が出現した。この船主は大町通りに居住した。また能登交易に当たる船主もあり、彼らは新川町に住んだ。 |
廻船問屋森家 |