柳橋とは神田川の最下流に架かる柳橋を中心に神田川両岸にひろがる花柳街の通称である。 幕末から明治にかけて繁栄した料亭街であり浜町(中央区)とともに有名な花街であった。江戸期には、第一の花街であり幕末の船宿33・芸妓100余名と伝えられる。地名の由来は神田川に架かる柳橋による。 万八楼、亀清(かめせい万八楼あとの料亭)、柳光亭(亀清隣の料理茶屋)、深川亭などが名高かった。泉鏡花の「婦系図」の舞台になった。