上野桜木町は、上野台とその東側山麓に広がっていた。上野台部分は上野花園町から独立したところで寛永寺域であったところからその子院が数多くあった。町名の由来は隣接の上野公園とともに桜樹が多いのによると思われる。
谷中は震災や戦災で大きな被害を受けることのなかった数少ない地域である。このため寺院をはじめ古い建物が比較的多く残っている。