湯島天神は 雄略天皇二年(458)の創建と伝えられ、その後、太田道灌が再建し、天正十八年(1590)徳川家康公が江戸城に入るに及び、崇敬すること篤く、賑わうようになった。 その後、学者・文人の参拝もたえることなく続き、将軍徳川綱吉公が湯島聖堂を昌平坂に移すにおよび、この地を久しく文教の中心としていよいよ湯島天満宮を崇敬したのである。