街並みの名称 | 脇町 | 地図 |
所在地 | 美馬市 | |
訪問日 | 平成20年1月12日 平成22年10月10日 |
藩政期初頭に蜂須賀家の家老の稲田氏が、当地の地の利に着目し商業の奨励をおこなったため、讃岐、伊予、土佐、備前あたりから商人が集り、なかでも当地域は河北の中心となり、阿波藍の集散地となった。このため当地域には、阿波の特産品藍を扱う豪商を輩出した。 そのうち「佐直」(さなお)の屋号をもつ吉田家が繁栄した。藍倉、寝床をもち葉藍を集積し雇人を使って藍玉の製造販売を手広く行った。町内の南町筋の小路に藍を扱う富商の家並みが並び、現在でもほとんど当時のまま残されている。 また呉服を扱う豪商も多く、「口の中にさ」(さのぎ)の屋号をもつ野崎家があった。婚礼物の高級品を扱い周辺農村への地売りのほか讃岐・伊予・中国筋への行商・振り売りをした。 |
脇町のうだつの続く街並み |
ふれあい館(旧野崎家) |
脇町の街並み |
脇町の街並み(森家付近) |
町立図書館付近 | |