江戸期の中山道の宿駅。町並み10町。人口1,448・家数293.本陣は本町に1軒・脇本陣は本町に2軒。旅籠35軒。地子免なし。問屋場は本町に1か所。宿常備人馬50人・50匹、囲人馬なし。高宮宿へ1里半、番場宿へ1里1町。
「木曽路名所」には「多賀社の鳥居、此駅にありしより名づくる」という。宿は3町で構成される。本陣は建坪137坪、脇本陣は89坪と70坪の2軒、大名の休泊で本陣差し合いの時は専宗寺をあてる。宿内に彦根道への道がある。名物は神教丸・俗に鳥居本の赤玉という薬がある。