白壁町は、彦根城下町の中央付近に位置した町で、町名の由来は、富裕な町人が多く、白壁造りの屋敷が多かったことによるという説があります。 元禄8年(1695)の「大洞弁財天祠堂金寄進帳」によると、当時、町内の総軒数は53軒で306人が住んでいました。職種は7,7鍛冶屋が5軒と最も多く、そのほか小間物屋4軒、米屋・煙草屋・搗米屋・薬屋各3軒などとなっていました。