絲原家の祖先は中世武家一門で、江戸時代初期に備後国からこの奥出雲に土着。帰農して、たたら製鉄を始めた家です。江戸時代末期に現在地にたたら工場と住居を移し、大正時代末期までたたらの火を燃やしていましたが、洋式製鉄の普及により約280年間行っていたたたらの操業を廃止。家業を山林業に転換した家です。その間、藩政期には松江藩の5鉄師として鉄師頭取も務めました。