宍道湖から流れ出す大橋川北岸に位置する町人町。単に本町ともいわれた。対岸の白潟本町との間に松江大橋がかかり、橋北地区と橋南地区を結ぶ。なお末次は、橋北地区の町人町の総称で、橋南地区の総称白潟とともに両町と通称する。松江地区の町人町の通称で豪商が軒を並べていた。 近代に入ると京橋の両岸には、金融機関が続々と新築された。現在の京橋南詰めのかげやま呉服店は、明治17(1884)年に開設された第3国立銀行松江支店の旧社屋で上棟は同36年という。