旧藩時代の津和野〜飯浦往来が通っている。 東市、西市、市上、市下組の集落名が表わすとおり、国境に近く古来からの通商の要衝である。当地の市は、長門、石見国境の要衝として、春の彼岸に苗物市が立って盛大であった。浄土真宗本願寺派桂正寺は、岡崎家の祖半兵衛義明が創建、もと桂正庵で、元禄8(1695)年桂正寺と改称した。 所々家並みが途切れているところもあるが、小さな街並みとなっている。