古くからの温泉で、共同浴場が特色となっている。三方を山に囲まれ、山あいの斜面の石段上に旅館が建ち並び、細い石段で通じている。 寛政8年には頼山陽もここで療養したなど石見の名湯として山陽方面にも知られた。
「皇国誌」によると、戸数109・人口523、うち宿屋を業とするもの21戸と湯治場の形態を示し、主な産物としてハゼ・コウゾのほかに飴があげられているのが特色である。