三養基郡中原町大字簑原字中原にあった長崎街道の宿駅。小内川右岸の低い丘陵上に位置した。次の轟宿まで１里２２町、神埼宿まで２里９町であった。

　距離的には間宿で、旅籠は６軒しかなかった。東西８町の宿の両口に木戸、東口に祇園社があり、西口付近を馬場と呼ぶ。

　現在の街並みは、岡崎屋が残り、国登録文化財となっている。この旅館には「中原駅岡崎屋御定宿」の文字をみることができます。