街並みめぐり
                                                                          

街並みの名称   淀屋橋  地図
 所在地  大阪市中央区
 訪問日  平成23年12月28日


 中之島の南、土佐堀川に架かる淀屋橋は、淀屋の2代目言当が邸宅の前に自費で架けた橋で、南詰西側に「淀屋屋敷(本宅)跡」の碑が立っている。

 初代の淀屋常安の後を継いだ言当は、諸大名の蔵米販売を一手に請け負い、店頭に後の堂島米市場のもととなる米市を開いたり、靭(西区)に生魚と塩干物を扱う商業地域(雑喉場魚市場)を開発し、さらにそれまで堺・京都・長崎のみに許された生糸輸入の特権(糸割符)を大坂にもたらすなど活躍した。

 淀屋はその後も繁栄して難波長者と呼ばれたたが、五代目の広当(通称辰五郎)のとき、幕府から闕所、つまり取り潰され、淀屋本家の全財産は没収、当主と家族は大坂四方十里所払いとされてしまった。

 この闕所は世間の評判になり、近松門左衛門が淀屋一族を題材に「淀鯉出世滝徳」を書き人気を博した。(大阪を歩く) 


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淀屋の碑 


   
淀屋橋   優秀な人材を輩出した適塾
 
  旧鴻池本宅跡の石碑のある大阪美術倶楽部  旧鴻池本宅跡の石碑
   
   懐徳堂跡(日本生命本館)


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