街並みめぐり
                                                                          

街並みの名称   黒門市場 地図
 所在地  大阪市中央区
 訪問日  平成23年12月23日


 明治の末期まで堺筋に面した日本橋2丁目に、明寺という大きなお寺があったことから、黒門市場は圓明寺市場と呼ばれていました。 圓明寺の北東に向かって黒い山門があり、この黒い門の存在が後日、黒門市場と呼ばれるゆえんであります。

 古書「摂陽奇観」に「文政5年(1822年)〜6年の頃より毎朝魚商人、この辺に集まりて魚の売買をなし、午後には諸方のなぐれ魚を持ち寄りて、日本橋にて売り捌くこと南陽の繁昌なるや」とあり、この記述が黒門市場の起源であると考えられます。

 明治15年1月に安井健次氏が、南区日本橋南詰で魚類青物市場の開設を大阪府へ出願しましたが、商法会議の臨時会で賛成者少数のため否決されました。しかし、その後も魚商人による売買が継続され、明治35年2月に公認市場として認可されました。

 市場は明治45年1月の難波の大火災で、圓明寺と黒い門とともに消失し、また先の大戦で昭和20年3月、市場界わいは焦土と化しましたが、戦後まもなく元の商人たちが集まり、市場の復興に尽力いたしました。
 以後、食い道楽、浪速っ子の胃袋をあずかり、卸売と小売の機能を兼ねそなえた市場として親しまれ、今日に至っています。(黒門市場商店街振興組合)

 

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 黒門市場


 
 賑わう黒門市場



   
   
 
   
   
   


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