地名は往昔当地に所在した祇園社の仁王門前に位置したことにちなむという。明治の浮世絵師右田豊彦、同じく戯作家右田寅彦は当地出身。豊彦は板垣退助の「自由燈」新聞などに挿絵を掲載したほか、歴史物の錦絵や美人画などに異彩を放った。寅彦の代表作には、大正5年9月尾上梅幸・沢村宗十郎が演じた「江島生島」など多数の作品がある。