半農半漁の地帯で、リアス式海岸に沿って字浅海井・浪太の2集落があり、浅海井漁港・浪太漁港がある。ほぼ南北に国道217号と国鉄日豊本線が並行に走り、浅海井駅がある。後背の山地から海岸まで走り、斜面ではミカン栽培が盛んである。 大正5年国鉄日豊本線が開通し、浅海井駅ができたことで、不便はかなり緩和されるようになった。昭和38年以来とくに陸の孤島という状態であった四浦半島沿岸部の道路改良が進められ、四浦港〜津井間の県道が完成。 また、昭和37年には国道217号が上浦と津久見市日出代(ひじろ)の間に開通。従来四浦半島の稜線で断ち切られていた津久見方面との交通が大幅に改善された。 もともと半農半漁を特徴にした地域であるが、斜向性の海岸山地であることを生かして、昭和37年頃から柑橘栽培が盛んになってきた。 街並みとしては、浅海井駅前にのこすのみで、大きな街並みはない。