　高梁川中流右岸に位置する。
　地名の由来は、地内最高山である田井の高室山と第一の絶景である美倉山にちなみ、両山から1字ずつ取り名付けられた。役場は田井に設置されたが、大瀬八長から直接道路もなく、一度渡しを渡って津川・川面などに出て現国道180号を北上しなければならないため、行政上は不便であった。

　当地は、高梁川に沿って20kmも続いているため、高瀬舟の保有も多く、昭和9年荷は16隻を有し、同15年頃まで米・薪炭などを玉島・水島・丸亀方面に運んでいた。
　明治43年田井橋が完成し、現国道180号は完全に結ばれた。