街並みの名称 | 大原 | 地図 |
所在地 | 美作市 | |
訪問日 | 平成20年7月20日 |
因幡街道は山陰側では、上方街道とも呼ばれ鳥取(因幡)から姫路(播磨)までを結び、古くから経済・文化・政治に、ある時は、軍事目的にも利用されたものである。古く平安の頃、因幡の国司に赴任した平時範をはじめ後醍醐天皇が船上山(鳥取県)から京都へ引き上げるときも、この街道を利用したと沿道各地で伝わっている。 また、この大原の地は播磨・因幡・美作と三国を結ぶ交通の要衝でもあったため、古くから宿場町として栄え、近世末期(1846年)頃の資料によると、この大原宿には、本陣・脇本陣をはじめとして十四軒の旅館があり、特に鳥取藩主(三十二万石)池田候が参勤交代の途中宿泊に利用し、その行列は700人程度の行列であった。 このように、歴史的に重要な役割を果たした因幡街道の面影を今なお遺している宿場町である。(因幡街道と大原宿の歴史) |
大原宿脇本陣 |
大原宿本陣 | |