西蒲原郡岩室村北部、弥彦山北東麓にある温泉。県央の海岸線近く、弥彦神社から北へ約4kmに位置する。開発は慶長年間以前と伝える。江戸期遊行僧の歌に「足びきの痛をなおすくすり湯と雲井に高く雁ぞおしふる」があり、当地は北国街道の宿場町として栄えた。 新潟市の奥座敷ともいわれ、弥彦参詣途路の休憩所として近郷に親しまれる。
源泉は、村内2カ所にあり、泉質は弱食塩土類泉硫化水素泉で、泉温27度、リューマチ・創傷・神経痛に効能がある。