街並みめぐり
                                                                          

街並みの名称   奈良坂 地図
 所在地  奈良市
 訪問日  平成29年5月15日


 奈良の市街地の最北端、奈良町北部低丘陵に位置し、京街道に沿い、奈良町北入口にあたる。山城国との境界でもあり、また般若寺の北にあたる。教会堂は、西の歌姫越とともに京都に通じる主要街道で、低丘陵を越えるため、奈良坂とも般若坂とも呼ばれた。また車路、車坂ともいったらしい。

 都が平安京に移された後、奈良市街東部が東大寺および興福寺の門前町として栄えたため、平安の都から奈良の社寺への社寺詣道としての機能が強まった。鎌倉期以降、一般にも多く利用されたが、さらに江戸期になると物見遊山が盛んになり、大和の名所旧跡めぐりの人々で沿道には宿場町が発達した。奈良坂を下ったあたりの転害郷(手貝町付近)は、一般庶民の旅宿が並び「旅宿郷」と呼ばれるほどであったという。
 しかし、明治中期の鉄道交通の幕開けとともに、奈良駅周辺の旅館に客を奪われて衰退した。現在、国立博物館前の十字路を北へ進み今在家から旧道をまっすぐ北へ、急な坂道を登ると、左手に奈良少年刑務所が右手に般若寺がある。坂の両側には軒の低い民家が連なり、旧街道の雰囲気が残っている。


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奈良阪の街並み


 
奈良市水道計量番室 
   
史跡 北山十八間戸  奈良少年刑務所
   
国宝 般若寺楼門
   
   
高札場  


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