街並みの名称 | 小布施 | 地図 |
所在地 | 上高井郡小布施町 | |
訪問日 | 平成30年10月9日 |
はじめはすべて松代藩領。元和5年大部分の地が配流されてきた福島正則領となり、同分は寛永元年幕府領、寛文元年甲府藩領、元禄14年から幕府領で、文政4年からの一時期と、弘化元年以降は松代藩預り地となる。 宝暦4年の六斎市の絵図によると、上町・中町の通り(谷街道)と横町の通り(谷脇街道)が丁子形にぶつかる中心に高札場が置かれている。市には出店と常見世があり、茶・実綿・藍物・塩・酒・薪などの生活用品を販売していた。 江戸後期に千曲川通船が開かれると、いっそう小布施市場は発達、塩屋高井家に代表される豪商・豪農層が台頭し、江戸後期になると仲間の主要な構成員となった。 明治中期になると、特産の木綿・菜種や製糸業が衰退し、かわって大正期から昭和期にかけて養蚕業が急速に発達、最盛期は昭和7・8年から同14年頃で、昭和8年の養蚕戸数638戸、掃立11万8,451枚、収繭量5万2,873石に及び、村の基幹産業となった。 |
小布施の街並み |