木造3階建のある街


 義経伝説の残る街の妓楼建築


名称  洞泉寺
所在地  奈良県大和郡山市


 「奈良県生駒郡郡山町字洞泉寺に在って、関西線郡山駅で下車する。洞泉寺遊郭は、東岡遊郭よりは、建築に於いても、設備に於いても、其他あらゆる点に於いて一歩を譲って居る。貸座敷は目下17軒あって、娼妓は150人居る。」(全国遊郭案内) 

 旧川本家住宅本館は、大正13年築で、2014年国登録有形文化財に登録された。街路に東面する木造3階建の旧妓楼で、切妻造桟瓦葺とする。正面は一階に瓦葺庇をつけ、中央を戸口、両脇を出格子とする。上階も繊細な出格子に小庇を付ける。一階は帳場や仏間で、上階の客室は三畳から八畳で色土壁に釣トコを備える。歓楽街の風情を伝える。 


 
 旧川本家住宅


 
妓楼建築の残る街並み


 
 妓楼建築の残る街並み


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