油津地区は、大正末期から昭和16 年頃までマグロ景気で栄え、「東洋一のマグロ基地」といわれ繁栄し、高知、和歌山を中心として全国からマグロ漁船が集まっていた。 主屋は昭和7年に建造された木造3階建銅板張りで、倉庫は大正7年に建築されたレンガ造3階建の建築物であり、主屋(金物店)、倉庫ともにほぼ建築当時の原型をとどめている。