木造3階建のある街


内蔵と商家の街並み


名称  増田
所在地  秋田県横手市


 日本有数の豪雪地帯である秋田県横手市。その南東部に位置する増田は、成瀬川と皆瀬川が合流する地点に立地し、江戸時代以前より人と物資の往来でにぎわった地域です。両沢目で生産された養蚕や葉タバコのほか、様々な物資の流通に伴って増田は県内有数の商業地となっていきました。
 現在商店街となっている「中七日町通り」は、明治の中ごろまで「ホタル町」と呼ばれ、内蔵や裏庭など、家の奥にある施設に比べると質素な表構えの町並みであったといわれています。しかし、商業発展のゆえに、明治の中ごろからは細部まで特徴的な正面意匠をもった大型の町屋が立ち並ぶようになり、秋田県内の商業地の中でも大型で特徴的な景観を見せるようになりました。

 旧石田理吉家は、文政21819)年に石田久兵衛家より分家し、戦前まで酒造業(銘柄 金星)を営んでいました。建物は、昭和12年建築、県内でも珍しい木造三階建住宅です。
(増田町観光協会) 


 
 旧石田理吉家(昭和12年築)


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