佐土原藩の城下町として発展した。関ヶ原の後、慶長8年大隅国垂水の城主島津以久が佐土原に3万石を与えられ、ここに近世の佐土原藩が成立し明治維新に至る。 町人町は、大小路、万陀羅小路、大文字、上中小路、下中小路、納屋町、五日町、八日町、新町があり、佐土原九坊といわれた。 新町、万陀羅小路、大文字、大小路には、冠木門があり、そのそばに番所が置かれて夜間は門を閉じた。