鹿児島藩都城島津氏領の庄内(都城)七ヶ郷の1つ。ただし、鹿児島藩全体から見れば都城郷に属し、その一部であった。都城島津氏の城附地である。 郷内は麓と五口(弓場田口・鷹尾口・中尾口・大岩田口・来住口)に分けられていた。北郷忠相以前の城であった都城(城山)の城下周辺を五口、元和年間に作られた領主館を中心とする新城下(新市街)を麓という。 麓には本町・唐人町・平江町・新町(三重町・後町)の各町があった。