仏光寺通は、鴨川べりから佐井西通まで、約3.8kmにわたる。平安時代には五条坊門通という通り名が付いていた。後に真宗佛光寺派本山の佛光寺にちなんで現在の通り名になった。
　木賊山町は、織豊期〜現在の町名。仏光寺通油小路東入の町。すでに「元亀米賄帳」に川ヨリ西組十一町（十七町）の１つとして「とくさ山町」と見え、寛永14年洛中絵図には「木賊山町」と記されている。町名の由来は、祇園祭に際して当町から木賊山を巡行したことによる。

明治年間には天使突抜通が北に延長され、当町南側中央部において仏光寺通と高辻通を結ぶ道路が新設された。