街並みめぐり
                                                                          

街並みの名称   五番町  地図
 所在地  京都市上京区五番町
 訪問日  平成30年2月3日


 町名は豊臣秀吉が聚楽第建設に際し、旗下の番士を内野の地に一番組から七番組に分けて設けさせた組屋敷の五番組屋敷に由来するという。

 スッポン料理の老舗大市も、宝永6年に来住している。加えて当町は北野社や愛宕山への参詣道筋にあたり、寛政期から煮売茶屋渡世をするものが多く、茶立女などもおいて遊所的雰囲気があった。
 寛政2年には遊女商売が公認され島原傾城町の支配をうけることとなり、改めて安政6年6月に傾城町島原の出稼地北野上七軒の出店として、この五番町にも遊女屋・茶屋渡世が認められたところから、西陣の職工たちの手ごろな遊び場としてにぎわった。
 明治初年の上京九番組五番町の図によれば、茶屋だけで33軒を数えることができ、島原の支配から独立した「五番町遊郭」として歩み出した姿がうかがえる。同7年には女紅場を設けて芸娼妓の教育などに取り組み、同19年には府令第3号によって遊女屋茶屋組合を設けた。当時、「五番町遊郭」は、五番町と四番町の2町であったが、同45年の府令第6号では、一番町・四番町・五番町・三軒町・白竹町・利生町を含む広域をさすように改められた。
 「五番町遊郭」は、昭和
33年公娼制度廃止で、その歴史を閉じた。


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 中心地にある千本日活


   
   スッポン料理の老舗「大市」
 
 
   
   
   
   北野商店街
   
 北野商店街  


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