豊前街道沿いに出湯を中心に成立した在町。 宝暦13(1763)年調整の町絵図によれば、当時のメインストリートは、現上町(かんまち)、日吉町、九日町、中町、下町の通りで、この道路に沿って寺院、惣代会所、温泉が所在し、この通りに小路が取り付けられて裏店の通路になっていた。 湯の端は、生垣で長方形に区切られ東側半分に薬師堂、西側半分に御前湯、御次湯、外湯、そして生垣の外に馬立、その傍らに御高札場があった。