街並みめぐり
                                                                          

街並みの名称   大浜 地図
 所在地  玉名市大浜町
 訪問日  平成27年12月27日


 江戸時代、我が国の四蔵米の一つである肥後米は、主産地の一つである菊池川上流の隈府・山鹿よい積み出し、高瀬港の藩蔵に納められ廻船によって運ばれていた。江戸中期には(土砂の堆積により)高瀬港の機能が失われ3km下流の大浜河口が急速に港町として形成された。江戸での大量消費に対応するため大坂堂島に諸国の米が集まるようになり、肥後熊本藩からの肥後米四十万俵のうち高瀬藩から二十五万俵が積み出されていた。

 大浜には大坂屋・長崎屋等の船問屋をはじめ、俵屋・油屋・綿屋等の集散問屋を中心にし、久吉丸・神亀丸・民吉丸・皆徳丸等三十数隻の船運ができた。住民の多くはその関連の仕事にかかわり特色のある港町をかたち作っていた。

 五回もの大火や暴風雨に見舞われ五百数十戸を消失したが、後にはイグラ家(土蔵造り)が並び、浜千軒と呼ばれ賑わっていた。

 当時をしのぶ問屋、久吉丸・市原屋・神亀丸が今も昔の形をとどめている。安永元年(1772)大浜は村から町へとなった。(大浜の案内板より)


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廻船問屋 「神亀丸」


 
廻船問屋「久吉丸」



   
古い蔵   中心の通り
   
   
   
街づくり委員会によって標識が設置されている   廻船問屋跡


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