地名は、阿蘇家家臣の木山氏が木山城に在城したといい、城主木山氏にちなむという。天正13年島津氏に攻められて木山城が落城したのち、木山氏の家臣が江戸期を通じて庄屋などを勤めた。市日が2・6日の六斎市は近郷かあの客でにぎわった。交通至便なため在町の性格を引き継ぎ、近郷農産物の集散地となり、日曜雑貨の買物客でにぎわうなど、経済の中心であった。
現在は、熊本市近郊のベットタウンや工業団地の立地する町となり、在郷町としての性格は薄れているように思われる。在郷町の面影をわずかに留めているのみである。