山下町の南部の一角は中華街と呼ばれ、300m足らずの大通りを中心とした狭いところに、役180軒の中華料理店・中国物産専門店が中国情緒を盛り上げる。 住んでいる華僑は約2,200人。街の東西南北に当たる入口には中国風の楼門「牌楼」がたち、表側に中華街、裏側に親仁善隣とある。当地はもともと中国人居留地で、中華料理店が立ち並んだのは明治20年代、毎年10月1日の国慶節と、10月10日の双十節には竜の玉取舞いや、獅子舞いが行われる。 街の鎮守に当たるのは三国時代の武将、関羽を神として祀った関帝廟。旧暦の1・15日は無病息災を祈願する華僑でにぎわう。