街並みの名称 | 海岸通り | 地図 |
所在地 | 横浜市中区 | |
訪問日 | 平成29年8月26日 |
「海岸通り」は明治22年(1889)に元浜町の地先を埋立て新設された町である「海岸通」を貫く通りで、「開港広場前」交差点から旧生糸検査所である横浜第2合同庁舎のある「海岸通四丁目」交差点に至る。古くは”BUND”と呼ばれた外国人居留地の波打ち際に沿って続く通りが「海岸通り」と呼ばれたが、後に海岸通りを含む居留地の30ヵ町は「山下町」となり、関東大震災後には通りの地先に山下公園が造成され、当時の居留地海岸通りは現在「山下公園通り」と呼ばれている。 昔から港に関連した施設などが多く、緑青色のドームが美しい”クイーンの塔”こと「横浜税関本関庁舎」をはじめ、ずらりと並ぶ列柱が圧巻の「横浜郵船ビル」、スクラッチタイルの外壁が特徴的な戦前のモダンビル「横浜貿易会館」や「横浜海洋会館」など個性豊かな歴史的建造物が通りを彩っている。北欧料理店”SCANDIA”などエキゾチック雰囲気のな老舗レストランがあり、時折大さん橋から船の汽笛が聞こえてくるなど、昔も今も港を近くに感じさせる横浜らしい通り。 海岸通四丁目交差点。横浜第2合同庁舎の前身はキーケンの愛称で親しまれた横浜生糸検査所。平成5年に旧建物を一度解体し復元された。 |
旧生糸検査所(横浜第二合同庁舎) |
旧生糸検査所(横浜第二合同庁舎) | |
横浜税関本館庁舎 |