江戸期に商業地として栄えた。
西町は、早くから開けていたと推定される。宇多津は、文政12(1829)年には、今市町、鍛冶屋町、新町、本町、浦町、浜町、水主町、伊勢町、蔵之前、大門町、田町、西町、山下町、塩浜、坂下、津之郷、平山の門町を数えるまでになっている。西町は、既に町として認められ、宇夫階神社と倉の前を結ぶ街路として早くから開けたものと思われる。
町並みの様子は、金毘羅大権現に奉献された安政3(1856)年の絵馬によって詳しく知ることができ、商家の増加は天保9年幕府の巡検使が宇多津に滞在した時の記録からもうかがうこともできる。
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