街並みの名称 | 劒地 | 地図 |
所在地 | 輪島市門前町劒地 | |
訪問日 | 平成21年9月20日 |
能登半島北部、仁岸川が日本海へ注ぐ河口に位置し、剱地湾に面する。地名の由来は「往古この所に刀鍛冶がいて剣を打っていた」ことにちなむ。 古来から針金の産地で、「能登名跡志」では「鉄の針金出来して日本一の名物也」と記し、宝暦14年の調書にも名物として針金をあげている。伊藤家文書によると針金鍛冶が13軒あった。「地理志稿」は針金のほかに産物として陶器・ろうそく・びんつけ・そうめんをあげ、手工業生産が活発であった様相を伝えている。 漁業や海運も盛んに行われ、海産物では黒海苔・刺鯖・わかめが特産で、北前船による特産品の輸送にも従事した。また陸上交通でも外浦街道の宿駅であった。 |
劒地の街並み |