能登半島は、日本海に面する外浦と富山湾を囲む内浦から成る。また、外浦は磯浜が多く、波が岩礁に砕ける。 冬の日本海の荒波は有名だが、厳しい冬の季節風や波の花から家を守り、また家周りの庭を守って幾らかでも安定した宅地を得るための施設が間垣である。
間垣は石垣の上に太い丸太を建て、竹を密に並べた高さ5メートルほどの垣である。これを海に面して城壁のように立て掛ける。