松任町は、江戸期は加賀藩領で、3代藩主前田利常が小松城に在城の時は43の武家屋敷があったという。北陸街道の城下町、さらには宿場町・門前町、そして能美郡の物資集散の在郷町としての性格を合せ持ち、要地であった。旧北国街道(県道小松根上線)に沿った南北に細長い町で住宅と商店が交互に並び仏壇店が多い。 松任町の南に続く細工町は、商店・映画館・医院が軒を連ね、賑やかな街並みであった。裏通りは撚糸・織物・鉄工の工場などが見られる。