街並みの名称 | 山中温泉 | 地図 |
所在地 | 加賀市山中温泉本町・湯の本町・栄町ほか | |
訪問日 | 令和2年10月23日 |
山中温泉は、今から1300年前に奈良時代の高僧・行基が発見したと伝えられています。行基は薬師仏を刻んで祠を造り、温泉のお守りとしました。多くの人々が山中温泉を訪ね、その湯で病気と疲れを癒したということです。 また、平安末期の治承の頃。能登の地頭・長谷部信連は一羽の白鷺が傷めた足を山陰の小さな川で癒しているのを見つけます。その場所を掘ると薬師如来像が現れ、きれいな温泉が湧き出しました。信連は、この地に12軒の湯宿を開き、それが山中温泉旅館の始まりと語り継がれています。 元禄の時代、俳聖・松尾芭蕉が弟子の曾良を伴って、元禄2年7月27日に山中温泉を訪れています。芭蕉は山中の湯を、有馬・草津と並ぶ「扶桑の三名湯」と讃たえ、「山中や 菊は手折らじ湯の匂ひ」の句を読みました。 芭蕉は、9日間も山中温泉に逗留したと言われています。薬師堂を詣で、温泉につかり、風光明媚な景色を心から楽しんだと言われています。 |
山中温泉菊の湯(総湯) |
菊の湯 | |
木造3階建ての多い街 | 芭蕉の館 |