街並みの名称 | 町田 | 地図 |
所在地 | 常陸太田市町田町 | |
訪問日 | 令和5年11月5日 |
町田の宿とも呼ばれる。西縁を山田川が南流し、中央を主要地方道常陸太田大子線が縦貫する。山田川の河岸段丘上に街村状をなして集落が発達し、地域の行政の中心地となっている。 山間の傾斜地に楮が栽培され、天下野村に楮市がたち、生楮皮や白楮皮が問屋の手を経て紙漉人の手に渡り和紙に加工された。高倉・天下野・町田・棚谷・松平・東連地などが特産地として知られ、高状・延紙・年代紙・半紙などを漉いた。天下野には紙御蔵とよばれる収納蔵があり、中染産の紙が宝永年間(1704〜11)に発行された藩札の用紙となった。 葉タバコも土質が適し盛んに栽培され、現金収入の多いことから本田畑にも作付され、藩では禁令を出すほどであった。 現在の街並みは、県道33号の旧道にあり、沿道の家並みは、大型の家が多い。閑静な住宅街となっているが、町割りは整然と区画されているように思えた。 |
町田の街並み |
広い家が多い | |
広い家が多い |