街並みめぐり
                                                                          

街並みの名称   高部 地図
 所在地  常陸大宮市高部
 訪問日  令和5年11月6日


 水戸藩成立と同時に水戸藩領となった。商品作物として西の内紙の系統をなす手漉和紙の生産が盛んとなり、鷲子紙の名で広く知られた。

 水戸から那須方面へ通る那須街道は紙商人の往来でにぎわい別名紙街道ともよばれ繁栄するが、幕末期にはすでに衰退傾向にあった。原因は水戸藩が低価格で紙を買い付けたことや幕末の動乱に紙問屋が巻き込まれたことなどによるが、それでも耕地が少ない当村域では和紙の生産は大きな役割を占めていた。

 明治以降、近代工業によって大量生産される洋紙におされて和紙生産の衰退傾向はさらに強まる。一方、葉タバコは国の専売事業によって生産を増大させていった。 

 現在の街並みは、旧郵便局付近に、酒造家・紙問屋などの旧家が集中している。三階建ての最上層に「花の友」という銘柄が記された美しい姿は、この通りのシンボルとなっています。また洋館の間宮家住宅は国の登録文化財で眼を引きます。 


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高部の街並み(旧岡山酒造養浩園喜雨亭)


   
 旧岡山酒造養浩園喜雨亭(国登録文化財)  
 
間宮家住宅(国登録文化財)  
   
 平塚家時計塔


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