当村は、建武3年赤松貞則が猪口山頂に築城して以来の城下町にあたり、天正7年同城落城後も氷上郡東部の首邑として、特に商業の中心地であった。
当村は、本町、新町、中町など10町から構成されていた。当地は近郷で生産される木綿や木製品の集散地で、寛政2年には、郡内初の海産物市場が常設され、月3回6の日に市が立った。