明治維新前まではささやかな集落にすぎなかった油木が大正期には神石郡第1の都邑となった。 当時の連檐戸数233うち商店79・旅館12。官公署として県神石支庁・町役場・郵便局・警察署・登記所・煙草収納所・県立農学校・県種畜場などがあり、郡農会設立の乾繭場は初日座ともいい、しばしば劇場や活動写真館となった。