竹原港は、掛町(現本町3丁目)にあり、長い間竹原の主要港であったが、昭和7年(1932)国鉄三呉線(現JR呉線)の竹原〜三原間が開通すると、本川に鉄橋が架けられ、船の出入りができなくなったため、港は竹原駅南側(現竹原内港)に移された。
大正15年の竹原町の地図によると、現竹原港町には、前田酒造場、進藤酒造場、赤坂酒造場、桐谷酒造場、奥川酒造場があり、酒造で栄えていたことがわかる。