尾道の港の礎を築いた人物に「平山角左衛門」がいる。平山角左衛門は、浅野藩士で尾道町奉行を命ぜられ、港拡張の地元の要請を受入れ、自ら陣頭指揮を行い、在任期間2年であったが、港の改修を完成させた。
尾道港まつりは、1934(昭和9)年、尾道商工会議所総会において、「平山角左衛門を祭神とする例祭として年中行事となす。」という決議を行い始まった祭りである。現在も浄土寺境内の平山角左衛門の墓に参り、祭りの幕を開けている。平山角左衛門は住吉神社にも合祀されている。