太田家住宅は、江戸時代中期から後期にかけて、保命酒屋中村家によって、家屋敷を購入しながら拡張・増築されてほぼ現在の規模になり、明治期に太田家が受け継ぎ今日に至っています。海に面した「太田家住宅」は、長州藩など参勤交代の西国大名の宿所でもあり、海の本陣としての様式を整えていました。 また、幕末の七卿や頼山陽など多くの歴史的人物を迎え入れた建物でもあり、特産の保命酒は多くの和歌や漢詩に詠まれました。