街並みめぐり
                                                                          

街並みの名称   乙母(おとも) 地図
 所在地  多野郡上野村
 訪問日  平成30年10月31日


 神流川流域左岸に位置する。東は檜峠で平坦地が少なく北側はすぐ高峰の山に連なる。地名の由来については、木曽義仲の四天王、今井四郎兼平の遺児が郎党と乳母に付き添われて当地にたどり着いて住みつき、乳母が乙母へ、郎党(男子)が乙父に土着したことによるといわれ、また一族が落人として逃れて来た地が乙父であり、お供として来た者の住みついた地が乙母であるとも伝承される。乙父・乙母とも今井姓が多い。 

 檜峠は勝山村から当村へ通じた十石街道として重要であった。街道は集落内をほぼ現在の道路と同じように通り、西の端の民家の庭を下って川を渡り、対岸の川和村の枝村門川へ出ている。道は門川の集落を通り、西の端から再び川を渡って、当村のはずれに出る。現在の国道乙父トンネルの上で、諏訪峠を越え、乙父村へと通じていた。集落内には宿屋・商店もあったが、大部分は農家であった。 

 今井家旅館の柱には、困民党員が刀で切りつけた跡が残る。今井屋旅館は、今井四郎兼平ゆかりの伝説がある旅館で古文書なども多数保存されている。


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乙母集落


   
   
   
今井屋旅館  
   
 


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